Q.017必要?元は取れる?

蓄電池は元が取れる?

公開日  運営:蓄電池の疑問100運営事務局

蓄電池の1年の効果は、「ためて夜などに使えた電気の量 ×(電気を買う単価 − 売る単価)」で計算できます。例として1日6kWhを毎日使えた場合、買う単価30円・売る単価8.3円なら年約4.8万円です。蓄電池の価格によっては、電気代の得だけで元を取るのは簡単ではありません。停電への備えなど、お金以外の価値も合わせて判断しましょう。

効果の計算方法

蓄電池の得は「売れば安い電気」を「買えば高い電気」の代わりに使えること。その差額が1kWhあたりの効果 買う単価 30円売る単価 8.3円差 21.7円=1kWhあたりの効果単価は例の値。自分の電気料金の明細で確かめる
蓄電池の得は「売れば安い電気」を「買えば高い電気」の代わりに使えること。その差額が1kWhあたりの効果
  • 1kWhあたりの効果 = 買う単価 − 売る単価
  • 1年の効果 = 1日に蓄電池から使えた量 × 365日 × 1kWhあたりの効果
条件(1日6kWhを毎日使えたとして)1kWhの効果1年の効果
買う30円・売る8.3円(FITの5年目以降)21.7円約47,500円
買う30円・売る10円(卒FIT後の例)20円約43,800円
買う35円・売る8.3円26.7円約58,500円
買う30円・売る24円(FITの1〜4年目)6円約13,100円

※ 単価と使える量は計算のための例です。実際は、天気が悪い日は満充電にならない、充放電のときに少しロスがある、などの理由で効果は小さくなります。

元を取るまでの年数の例

補助金を引いた自己負担が117万円だったとします(例の値)。1年の効果が約4.75万円なら、117万円 ÷ 4.75万円 ≒ 約25年かかる計算です。メーカーの保証期間(製品ごとに違うので保証書で確認)より長くなるなら、電気代の得だけで元を取るのは難しいケースといえます。逆に自己負担が50万円なら約10.5年です。

「蓄電池で電気代が月○万円下がる」という説明は、太陽光そのものの効果と合算していることがあります。蓄電池を足したことで増える効果だけを聞きましょう。

元を取りやすい条件

  • 本体と工事の価格が安い(1kWhあたりの価格で比べる。蓄電池は1kWhあたりいくらが目安?)
  • 国と自治体の補助金を両方使える(併用の可否は自治体に確認)
  • 夜の電気使用が多く、ためた電気を毎日使い切れる
  • 売る単価が低い(卒FIT後・FITの5年目以降)
  • 時間帯で単価が大きく変わる料金プランを使っている

お金以外の価値

停電したときに冷蔵庫や照明、スマホの充電、在宅医療機器などを使えるのは、蓄電池ならではの価値です。災害への備えとして「いくらまでなら払う価値があるか」を家族で話し合うのが、後悔しない選び方です(停電のとき蓄電池で何時間使える?)。

蓄電池の効果の計算で、自分の家の数字を入れて試算できます。

出典:売電価格は資源エネルギー庁「買取価格・期間等」、卒FIT後の価格の目安は調達価格等算定委員会の意見(2026年2月)、補助金はSII 公募要領。

↑