Q.016必要?元は取れる?

蓄電池は本当に必要?

公開日  運営:蓄電池の疑問100運営事務局

蓄電池は「あると便利」だが「すべての家に必要」ではない機器です。停電への備えを重視する家、夜の電気が多い家、卒FITや売電価格が下がった後に自家消費を増やしたい家には向きます。一方、お金の得だけで考えると、蓄電池の価格に見合う効果が出るかは家ごとの計算が必要で、すすめられるまま買うのはおすすめしません。

蓄電池でできること

蓄電池のある家の1日。昼に余った太陽光の電気をため、夕方から夜に使う 0時6時12時18時24時余った電気を充電夜は蓄電池から使う太陽光の発電(イメージ)家で使う電気(イメージ)
蓄電池のある家の1日。昼に余った太陽光の電気をため、夕方から夜に使う
  • 昼の電気を夜に使う:売ると安い電気をためて、買うと高い夜の電気の代わりに使う
  • 停電に備える:停電しても、ためた電気で冷蔵庫や照明、スマホの充電などを使える(停電のとき蓄電池で何時間使える?)
  • 安い時間帯の電気をためる:時間帯で単価が変わる料金プランなら、安い時間に充電して高い時間に使う

向く家・まだ要らない家

向いている

停電への備えを重視(在宅医療機器・高齢者・乳幼児など)/夜の電気使用が多い/卒FIT・売電価格の下落で売るのがもったいない/補助金が使える/屋外や屋内に置き場所がある

まだ要らないかも

昼に家にいて自家消費が多い/太陽光の容量が小さく余る電気が少ない/FITの高い売電期間中(24円で売れる4年間)/置き場所がない/数年以内に住み替える

判断の手順

  1. 余っている電気の量を確かめる:売電量(kWh)は電力会社の明細でわかる。1日あたりにならすと、ためられる量の上限の目安になる
  2. 夜に使う電気の量を確かめる:時間帯別の使用量は電力会社のWebサービスで見られることが多い
  3. 1kWhあたりの得を出す:買う単価 − 売る単価(FIT期間中と卒FIT後で変わる)
  4. 1年の効果= 1日にためて使える量 × 365日 × 1kWhあたりの得
  5. 蓄電池の価格(補助金を引いた額)と、保証期間・寿命の中でこの効果が足りるかを比べる(蓄電池は元が取れる?)

FIT期間中は効果が小さい

2026年度の認定なら、最初の4年は1kWhを24円で売れます。この間に蓄電池にためると「24円で売れたはずの電気」を使うことになり、得は小さくなります。5年目に売電価格が8.3円に下がってからのほうが、蓄電池の効果は大きくなります(初期投資支援スキームとは?)。

「蓄電池をつけないと損」「今だけの価格」と契約を急がせる訪問販売のトラブルが報告されています。その場で決めず、複数社の見積もりと自分の家の数字で判断しましょう(蓄電池の訪問販売で多いトラブルは?)。

出典:資源エネルギー庁「買取価格・期間等」、資源エネルギー庁「どうする?ソーラー」。

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